5月5日こどもの日に、名古屋能楽堂にて、教室会員『 I さん』の所属する会の発表会があり、『素揺・すうたい』の部で出演しました。
プログラムから『素揺・正尊』(すうたい・しょうぞん)
平家没落後、一天を鎮め四海を澄ます勧賞が、義経に対して頼朝から行われるべきであるにも拘らず、兄弟の仲が不和となり、頼朝の命によって、土佐正尊が義経を討ちに上京します。結局は義経の勝利になるのですが、そのいきさつがこの謡によってよくわかります。なおシテの読み上げる『起請文』(きしょうもん)は重内中伝(おもならいちゅうでん)という奥の方に位置する謡です。
このをシテ方の読み上げを『 I さん』が謡いました。
素揺は能の詞章を謡う方式。