『名古屋市中川区高畑』にあります『豊常陶芸教室』のブログ日記です。 楽しみながらの粘土細工。 電動ロクロやタタラ作り、紐作り。マイカップや花入れなどなど作ってみませんか。 『毎週土曜日午後1時から6時30分』(昼と夕)の二部構成です。『体験レッスンも対応しております』 教室は、市営地下鉄・東山線高畑駅2番出口より、小本方面に歩いて5分程の『豊常ビル』南側にあります。
2018年5月27日日曜日
2018年5月20日日曜日
「わん」という漢字には四つの字が
磁器や陶器の器を意味する「わん」という漢字について。
盌 碗 埦 椀 それぞれ部首が違い、
①盌 「夗」+「皿」
②碗 「石」+「宛」
③埦 「土」+「宛」
④椀 「木」+「宛」
①だけに「蓋(宀)が無い」,つまり「盌」は蓋の無い器を指すことばで、
②は「石」すなわち「瓷器」の蓋つきの器,
③は「土」すなわち「素焼き」で蓋つきの器,
④は「木」すなわち「木製」の蓋つきの漆器。
抹茶盌は蓋が無いので「茶盌」と書くのが正式で、木箱に「茶盌」と箱書きされることが多いのはこのためです。現在は常用漢字に盌の字がないことから出版物などで「茶碗」と書かれてしまうため一般的に茶碗で通用。
という漢字もあり
⑤ 「石」+「完」
⑥垸「土」+「完」
二つは「瓷器」と「陶器」の違いによって使い分けられ、 「楽」などの「国焼」が「茶盌」と書かれたのに対し、唐物などは「茶[石完]」または「茶垸」と書かれていました。
茶[石完]は主に青瓷、茶垸は主に天目に用いられた言葉です。
2018年5月14日月曜日
美術館めぐり
心配していた天気のなか多治見駅に集合。『モザイクタイルミュ-ジアム』初めに4階に上り一階ずつ説明を聞きながら一階に。昼食の為のお店に移動。雨が強く降っており『永保寺』訪問はキャンセル。『とうしん美濃陶芸美術館』では人間国宝・荒川豊蔵・鈴木蔵・加藤孝造など所蔵する茶碗から28点の『茶碗展』、『喫茶文化美濃・カップ&ソ-サ-の歴史』などの展示作品の丁寧な解説をしていただき、有意義な一日となりました。
2018年5月6日日曜日
名古屋能楽堂
5月5日こどもの日に、名古屋能楽堂にて、教室会員『 I さん』の所属する会の発表会があり、『素揺・すうたい』の部で出演しました。
プログラムから『素揺・正尊』(すうたい・しょうぞん)
平家没落後、一天を鎮め四海を澄ます勧賞が、義経に対して頼朝から行われるべきであるにも拘らず、兄弟の仲が不和となり、頼朝の命によって、土佐正尊が義経を討ちに上京します。結局は義経の勝利になるのですが、そのいきさつがこの謡によってよくわかります。なおシテの読み上げる『起請文』(きしょうもん)は重内中伝(おもならいちゅうでん)という奥の方に位置する謡です。
このをシテ方の読み上げを『 I さん』が謡いました。
素揺は能の詞章を謡う方式。
2018年4月23日月曜日
御深井釉(おふけゆう)
御深井焼(おふけやき)とは、灰釉に長石を加えて透明度を高めた釉薬で、
摺絵(すりえ)『模様を切り抜いた型紙を素地にあて呉須絵具などを付けた刷毛やたんぽん等で上から摺りつけて絵付けする技法』, 型打ち『素地を型にはめて成形する技法』,
貼付文などの技法を用いた陶器類の呼称。
伝統的に「御深井」と呼称されるもののなかには灰釉と区別がつかないものも。
本来は、万治3年(1660年)に名古屋城内の御深井丸でそのような釉を施した陶器が焼かれ、それを「御深井焼」と呼んだのが由来。
(江戸時代は1603年~1868年・名古屋城は1612年完成)
天守閣の改築に伴い、注目が集まっている隅櫓の一つで西北隅櫓(せいほくすみやぐら)。戌亥櫓(いぬいやぐら)とも清州櫓ともいわれる重要文化財です。
摺絵(すりえ)『模様を切り抜いた型紙を素地にあて呉須絵具などを付けた刷毛やたんぽん等で上から摺りつけて絵付けする技法』, 型打ち『素地を型にはめて成形する技法』,
貼付文などの技法を用いた陶器類の呼称。
伝統的に「御深井」と呼称されるもののなかには灰釉と区別がつかないものも。
本来は、万治3年(1660年)に名古屋城内の御深井丸でそのような釉を施した陶器が焼かれ、それを「御深井焼」と呼んだのが由来。
(江戸時代は1603年~1868年・名古屋城は1612年完成)
天守閣の改築に伴い、注目が集まっている隅櫓の一つで西北隅櫓(せいほくすみやぐら)。戌亥櫓(いぬいやぐら)とも清州櫓ともいわれる重要文化財です。
2018年4月2日月曜日
『こて』『へら』
電動ろくろで湯呑や鉢、徳利や一輪挿しなどを作る時に使う道具達です。
作る作品に応じてお手製になる場合が多いのですが、使いまわしの効くものを取り上げてみました。
立湯呑系や椀物系、袋物系に便利な『こて』類。
・・・
左側から2本は『牛べら』と呼ばれるもので、九州で多用されています。右側の『円形のこて』は花瓶などを作成する時に内壁面に当てて使用したりもしますが、椀物にも使います。
右側から二~四番目は袋物を作る時に使う『棒ごて』
・・・
左側の二本はお皿用です。
2018年3月18日日曜日
天目茶碗
茶葉の産地だった天目山一帯の寺院に於いて用いられた天目山産のお茶碗。
現在の中国・浙江省にあった徳清窯で焼かれたものであるとされています。
特に最上級とされる「曜変天目」は、現在では全世界に龍光院・静嘉堂文庫・藤田美術館・MIHO MUSEUM[5]に伝えられている4点(ないしは3点)しか遺されていないとされ、前者3点は国宝、MIHO MUSEUMの1点は重要文化財に指定されているそうです。
龍光院(りょうこういん)
京都府京都市北区紫野にある臨済宗の寺院。臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭である。
国宝・重要文化財の建物や美術品を多数有するが観光を目的とした拝観は一切受け付けておらず、特別公開の類も行わない。いわゆる拝観謝絶の寺院。
静嘉堂文庫
●酒器の美に酔う
2018年4月24日(火)~6月17日(日)
特別出品】国宝「曜変天目」建窯 南宋時代(12~13世紀)
休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
渋谷から田園都市線二子玉川駅下車
藤田美術館
大阪市都島区網島町にあり、東洋古美術を中心とした大阪府登録博物館。
MIHO MUSEUM
JR琵琶湖線 石山駅下車
以前、教室のバス旅で尾形乾山展で訪問したことのある美術館です。
桜の季節も評判です
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